クラシックギター 川島通祥 手工品 「白鷺」（しらさぎ）第980号

出品のギターは、川島楽器、川島兄弟の合作で、兄弟の名前の一文字づつをとって、「川島通祥」の製作者名が入っています。また、銘は「白鷺」（しらさぎ）で、ギターの木地の光る象牙色のフォルム、また音色から水鳥の白鷺を連想して命名されたようです。川島楽器は1970年に愛知県知立市で、川島通之氏、川島祥氏により設立されたギター工房で、クラシック、フラメンコ、フォークギターを製作していました。その製作範囲は広く、一般向けから高級品まで製作し、タカミネギターのOEMを手掛けていたこともあるようです。また、自社品では、BOBSON、SWINGのフォークギターが有名です。出品のギターは1980年頃の製作のようで、川島ギターにとって記念碑的に製作された渾身の一本のように思われます。第980号の番号の記載がありますが、白鷺ギターは、巷で見かけることがなく、川島ギターにとって数少ない貴重で挑戦的な作品と思われます。また、ギター材料のトップは、スプルース単板、サイドとバックはメープル単板、ネックもメープル、指板とブリッジはローズウッドで製作されているようです。スプルース単板とメープル単板の組み合わせで、華やかで優雅な音色が特徴で、外観からもフラメンコやボサノバなどにも向いているように感じます。ネックやトップにキズや小さな打痕があり、塗装修繕して使っていました。軽くて胴が薄めのギターですのでどなたにも扱いやすいギターです。また、試奏用のオーガスティン黒が張っていますのですぐに試奏していただけます。ギター愛好家の皆さまには、川島兄弟合作の渾身の一振り、幻の川島手工品ギター「白鷺」を、どうぞよろしくお願いします。全長：100センチ弦長：65センチ弦高：約2.2ミリ 12フレット1弦　　　約3.2ミリ 6弦ナット幅：約5.0センチボディ幅：約9.5センチ古いハードケースハードケースにプチプチを巻いて発送します。安全にお届けします。